映画監督 増村保造の世界―「映像のマエストロ」映画との格闘の記録1947‐1986電子ブックのダウンロード
映画監督 増村保造の世界―「映像のマエストロ」映画との格闘の記録1947‐1986
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映画監督 増村保造の世界―「映像のマエストロ」映画との格闘の記録1947‐1986電子ブックのダウンロード
によって 増村 保造
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内容(「MARC」データベースより) 「映画監督は、旧式の三八銃だけで、熱帯のジャングルの中で、一人ぼっちで戦っている兵士のようなものだ」が口癖だった増村保造の全仕事の記録。「痴人の愛」「華岡青洲の妻」など57作品のフィルモグラフィーも収録。
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フィルムセンターで増村保造のほとんどすべての映画が上映される。そのなかにはまだ観ていない『恋にいのちを』とか『うるさい妹たち』なども入っている。『原色の蝶は見ていた』というあまり聞いたことのないテレビドラマも上映される(本書の「増村保造テレビ作品」のリストに入っていた)。夢のような話だ。未見の作品はすべて観るつもりだが、それと同時にこれまで何度も観てきた映画も、また観ることだろう。たとえばあの『夫が見た』。あの映画の最後のほうで、傷ついた田宮二郎が愛する人妻・若尾文子の危急を知り、動かしてはいけない体で悪女・岸田今日子ににじりよる時、その岸田今日子が「真の嫉妬」から男に放つ言葉、その声音、というより彼女がかもしだすすべてに、なぜか私は何度観ても涙をとめられない。確かに若尾文子は圧倒的に美しく素晴らしい。だがそれ以上に『夫が見た』のラストシーンにおける岸田今日子は、ほとんど言語を絶している。この映画のタイトルには、吹けば飛ぶようなつまらない「夫」である川崎敬三が含意されているが、彼が見ていない、見ることのできない至上の惨劇は、上記の三人によって演じられている、そんな感じがする。ともあれ誰かひとりを選ぶとしたらこの人、になろう私にとっての増村保造。その彼がつくったすべての映画が紹介され、書いた批評・エッセイが収録された本書は、今年6月末から9月まで続くフィルムセンター大回顧展の良き参考書である。
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