表現と介入: 科学哲学入門 (ちくま学芸文庫) pdf無料ダウンロード

表現と介入: 科学哲学入門 (ちくま学芸文庫)

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表現と介入: 科学哲学入門 (ちくま学芸文庫) pdf無料ダウンロード
によって イアン ハッキング
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内容紹介 科学にとって「真理」とは何か? 「実在」とは社会的産物にすぎないのか? 現代哲学の鬼才が、20世紀科学の問いに鋭く切り込む! 内容(「BOOK」データベースより) 電子、電磁場、クォーク―科学が扱うこれらの対象は、直接見ることも触ることもできない。にもかかわらず、それらは「存在する」といえるのか。それとも人間が世界を解釈するためにつくりだした道具立てにすぎないのか。科学によって、人間は真理へと近づくことができるのか?本書は、実験という営みのなかで操作・介入できる対象は存在するという観点を打ち出し、科学の本質をめぐる論争をまったく新たなステージへと導いた。科学哲学史を総ざらいしつつ、明快な筆致で問題の核心へと迫る。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ハッキング,イアン 1936年生まれ。現代を代表する科学哲学者。ブリティッシュコロンビア大学准教授、スタンフォード大学教授、コレージュ・ド・フランス教授などを経て、トロント大学名誉教授 渡辺/博 1947年生まれ。中央大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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科学哲学プロパーの問題と実際の科学はどうつきあうべきか、この課題を巡って科学哲学には独自路線を行くべし派と折合いをつけて行くべき派があるように思われる。ファイヤアーベントは前者の代表で、後者の大物の一人がハッキングだろう。推薦者の戸田山さんも常々、実際の科学を常に意識された発言を続けている。なにしろ、ファイヤアーベントは読んでいて面白いのだが、”何でもありだ、科学も魔術もどちらかが絶対正しいとはいえないよ”などと言われてしまうと困ってしまう(知についての3つの対話)。前半部”表現する事”では、実在論を巡る議論が整理される。評者には、第6−7章”指示”と”内在的実在論”が興味深かった。パトナムの考えが化学史(熱素を巡る議論)と物理学史(電子の実在性の議論と絡ませて描かれる量子力学の発展)の出来事に関わり説明される。名指しと現象の関係についての議論である。前半部は、科学的実在論を巡る議論の歴史の著者によるレビューであり、それゆえ、本書の副題は”科学哲学入門”とされている。後半部は”介入すること”と題されている。著者の考えでは、科学的実在論を擁護するために大事なのは、実験であるとされる。つまり、自然現象に対して介入する事、そして実験によって自然界になかった新しい現象を作り出すのが実験という営為である。また観察に関わる事として、顕微鏡について細かく議論されている。種々の顕微鏡を使って本当は何をみているのか、という事だ。この辺りはなかなか面白いところだった。議論はかなり難しく、プラグマティズム、論理実証主義や唯名論等についてある程度の知識を要求されるが、科学史上のエピソードや実例がふんだんに登場するので、興味を持って読み続けられた。一般に科学哲学業界では、実在論は旗色が悪い。素朴実在論など一蹴されているし、科学自体、社会的構築物のひとつにすぎないというのが常識とされている。この辺りが、科学哲学が実際の科学の営みとずれてきている要因のひとつだろう。つまり科学哲学は、実際の科学を基礎付けるための物ではなく、哲学の一分野なのだ。著者はこの分野では少数派であり、評者としてはこの立場を応援したいので、その後の議論も後書きでもう少し知りたかったところである(原著は1983年発行、最初の翻訳は1986年)。

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